「楽天モバイル」って安いけど、実際の電波や使い勝手は?

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Rakuten Mobile

こんにちは、さち です。

iPhone のキャリアを「楽天モバイル」に変えて、もうすぐ2ヶ月。

大手3社の「ドコモ」「au」「ソフトバンク」に続き第4のキャリアとして生まれた「楽天モバイル」ですが、基地局(アンテナ)の設置はまだ途中の状態。

『料金は安いけど、電波は大丈夫? 実際の使い勝手はどうなの?』と気になっている人のために、実際に「楽天モバイル」を使ってみた感想について書いていきます。

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料金

1GB までならずっと0円

楽天モバイルの料金ステップ

やはり、一番大きいのはギガ消費が「1GB」までなら料金は0円ということ。格安SIM の存在意義を潰しかねない、かなり思い切った料金設定です。

しかも、通話し放題(※後述)」と「SMS使い放題(※後述)」も含んだ料金です。

期間限定ではありません。毎月のギガ消費が 1GB 未満なら料金はずっと0円です。ユニバーサルサービス料の請求もありません。

私は外出時にあまりギガを使わず 1GB 未満なことが多いので、多くの月が0円になると思います。

ただ、この料金プランには注意点もあります。3GB を超えると一気に2,178円(税込)になってしまうことです。

先ほどの段階料金を実際のギガの比率で書くとこんな感じ。ほとんどの範囲が2,178円(税込)なんですよね。

楽天モバイルの料金ステップ

そのため、3GB を少し超えるくらいのギガ消費の人は、あまりお得ではない場合があります。

楽天モバイルは「通話」「SMS」が使い放題なので単純な比較はできませんが、使い方によっては IIJmio や nuroモバイル など 格安SIM の方が安く済むことがあります

基本料 1年無料

実は、1GBまで0円になるプラン「UN-LIMITE VI」がはじまるのは2021/4/1から。それまでは、3,278円(税込)固定のプラン「UN-LIMITE V」での契約になります。

しかし、2021/4/7までは基本料1年無料のキャンペーンが行われています。これを利用すれば2021/4/1より前に「UN-LIMITE V」を契約しても料金は0円になります

また、「UN-LIMITE V」で契約した後も4/1になると自動で「UN-LIMITE VI」に移行されます。移行後も1年無料は続くので、1GB 以上使っても0円です(ユニバーサルサービス料の請求もなし)。

私もこのキャンペーンを利用して、0円で「UN-LIMITE V」を使っています。「楽天モバイル」の契約を考えている人は、1年無料のキャンペーンを上手く使いましょう。

1年無料の期間中でも、無料対象外の「通話」や「SMS」を使うと料金が発生します(詳細は後述)

電波

使えなくはないが、やっぱり弱い

基地局の整備が進められているとはいえ、楽天モバイルの電波は大手3社(ドコモ・au・ソフトバンク)と比べるとまだまだ弱い状況です。

屋外での使用なら大きな問題はないですが、屋内や地下では急激に電波が弱くなることがあります。ショッピングモールなども電波状況は良いとは言えません。

都市部ならそこそこ使えるけれど、大手3社のような電波強度は期待しない方が良い、というのが正直な感想です。

2021年夏頃までに人口カバー率96%になる予定ですが、大手3社は99%以上らしいので、そこまで上げるにはまだまだお金と時間がかかるでしょうね。

楽天モバイルには頑張ってほしいところです。

「au」の電波も使える

楽天モバイルでは、特定のエリアでパートナー回線として「au」の電波も利用(ローミング)できるので、屋内などの電波の弱さをカバーできます。パートナー(au)回線を利用しても追加料金はかかりません

ただし、パートナー(au)回線の使用には下記のような制限があります

  • ギガ消費が 5GB を超えると速度が 1Mbps に下がる

楽天モバイルは 20GB 以上使えて速度制限がないことがウリですが、それは「楽天回線」を使う場合の話。

パートナー(au)回線を使う場合は、5GB で速度制限がかかります。1Mbps なのでそんなに遅くはないですが、大量のギガを消費する人は注意が必要です。

ちなみに、楽天回線の基地局が整ったと判断されたエリアは、パートナー(au)回線の提供が終了していく予定です。

通信速度

速度測定をしたところ、楽天モバイルの「4G (LTE)」の通信速度は約 10Mbps でした。

また、利用者が多く速度が落ちやすい平日の12〜13時は約 7~10Mbps でした。格安SIM を使っていた時は、この時間帯だと 1Mbps も出ないことがよくあったので、私的には十分実用的な速度です。

「パートナー(au)回線」より「楽天回線」の方が 数Mbps 程度速いことが多かったですが、回線による差はそんなにない印象です。

数十Mbps 出ている大手3社と比べると遅いですが、格安SIM より高速で安定しています。大容量のダウンロードでもない限りは、大半の用途で支障がない速度だと思います。

格安SIM を使っていた時より速いですし、1GBまで0円で使えることを考えれば、全然許容できる速度です。

通話・SMS

無料には条件がある

楽天モバイルでは「通話」と「SMS」を無料で使えますが、それには条件があります。

  • アプリ「Rakuten Link」を使って行うこと

スマホの通常の機能で「通話」「SMS」をすると有料です。楽天モバイルにしたら絶対に使わないようにする必要があります。

やってしまいがちなのは、お店のサイトにある電話番号をタップして通話してしまうこと。この場合、スマホの通常の機能で電話がかかるので有料になってしまいます。注意して下さい。

また、別途料金がかかる「ナビダイヤル(0570-)」「テレゴング/テレドーム(0180-)」などは無料対象外です。(これらの番号は大手3社の通話し放題でも無料対象外)

「Rakuten Link」とは?

Rakuten Link のアイコン

「Rakuten Link」は楽天モバイル専用のアプリで、簡単にいうと「LINE」のようなアプリです。このRakuten Link」を使って「通話」「SMS」をすれば無料です。

ただ、アプリの使い勝手は、通話履歴とアドレス帳(連絡先)が同じ画面にあったり、メッセージ(SMS)の送受信時刻が12時間表示しかできなかったり、微妙なところもあります。

ただ、基本的に連絡手段は LINE ですし、SMS は認証コードの受信くらいにしか使わないので、「Rakuten Link」を通話専用アプリだと思えば、あまり不満はありません。

ちなみに、通話の発信や SMS の送信だけでなく、通話の着信や SMS の受信もすべて「Rakuten Link」になります。

iPhone の場合、パートナー(au)回線では通常の SMS は使えませんが、Rakuten Link」を利用した SMS であればパートナー(au)回線でも使えます

管理アプリ

他のキャリアにもある「my ◯◯」というアプリ。楽天モバイルにも「my 楽天モバイル」があり、このアプリからギガ消費・請求金額などを確認できます。

ギガ(データ)消費の確認

実際の画面がこちら。「ホーム」で表示される円グラフはパートナー(au)回線のギガ消費です。色々試してるので 1.3GB 消費していますが、1年無料なので大丈夫です。

「my 楽天モバイル」の操作画面

ちなみに、「データ高速モード」はパートナー(au)回線専用の機能です。オフにすると、通信速度が 1Mbps に落ちますが、ギガは消費しません。

「利用状況」では、「楽天回線」「パートナー(au)回線」それぞれのギガ消費を確認できます。屋内での使用がメインなので、電波が弱い「楽天回線」はあまり消費されていません。

「my 楽天モバイル」の操作画面

ちなみに、これらのギガ消費の情報はリアルタイム更新ではありません。地味に不便なので、改善して欲しいところです。

支払額の確認

「利用料金」です。現時点のプランは「UN-LIMIT V」なので本来は月額3,278円(税込)ですが、1年無料の期間中なので0円です。

「my 楽天モバイル」の操作画面

支払いに「楽天ポイント」を使うこともできます。

iPhone は使える?

楽天モバイルでiPhoneを使う

動作保証対象外だけど使える

楽天モバイルでの iPhone の販売はなく、SIMフリー(SIMロックがかかっていない) の iPhone を自分で用意する必要があります。

その影響からなのか、楽天モバイルは iPhone を動作保証対象外としています。

しかし、iPhone 用の「Rakuten Link」「my 楽天モバイル」アプリは公式で提供されているくらいなので、使用自体に問題はありません。(実際、私は iPhone 12 で使用している)

ただし、iOS をメジャーアップデート(例:14.3→15.0)すると使えなくなる可能性があります。マイナーアップデート(例:14.3→14.4)なら大丈夫だと思いますが、注意が必要です。

ちなみに、楽天モバイル側の発表では、使用できる iPhone は「XS」「XR」以降です(「SE 第2世代」もOK)。意外と最近の機種しか使えません。

回線の切り替えに難あり

前述のとおり、楽天モバイルは自社の「楽天回線」以外に、パートナー回線として「au回線」も使用できますが、iPhone での使用は少し問題があります。

回線を選べない

iPhone では、「楽天回線」と「au回線」どちらの回線を使うかは選択できません。電波が強い方の回線に自動でつながり、一度つながるとしばらく同じ回線を使い続ける仕様です。

そのため、屋内などで電波が弱いときは、一度「機内モード」をオン/オフして「au回線」を選び直させる必要があります。この場合も「au回線」を選んでくれるかは分かりません。

また、逆に速度制限のない「楽天回線」に戻したくても、電波強度のせいで「au回線」から戻らないこともあります。

どっちの回線か分からない

iPhone では、現在使っているのが「楽天回線」「au回線」どちらなのかが分かりません

「my 楽天モバイル」から「楽天回線」「au回線」でそれぞれ 何GB 消費したかを見られますが、ギガ消費の反映がリアルタイムではないので、答え合わせは何時間も後になってしまいます。

ただし、「au回線」でも 5GB までは通常どおり使えるので、ギガ消費がそれ以下であれば回線を気にしなくても大丈夫です。

ちなみに、Android 版の「my 楽天モバイル」では、現在使用中の回線が表示されるみたいです。

【追記】一応、解決方法はある

前述の「回線を選べない」「どっちの回線か分からない」問題は、(少し面倒ですが)一部解決できる方法があります。詳細は下記の記事で紹介しています。

楽天モバイル: iPhoneで接続中の回線を確認&楽天回線に強制接続
こんにちは、さち です。 先日、iPhone で「楽天モバイル」を使った感想を記事にしました。 通話も SMS も使い放題で1GBまで0円という神プランがある楽天モバイルですが、記事の中で iPhone だと次のよう...

その他

楽天のユーザーIDが必要

楽天モバイルを契約するには、「楽天のユーザーID」が必要です。

すでに「楽天市場」など他の楽天のサービスを利用している場合は、その ユーザーID を使えます。

楽天モバイルの契約に使用した ユーザーID は、楽天市場での買い物のポイント付与が+1倍になります。

APN の設定が必要

楽天モバイルを使用するには、スマホ側で APN の設定が必要です。(SIMカード を挿し込むだけでは使えない)

大手3社では必要ない操作なので少し面倒ですが、最初の1回だけの操作ですし、格安SIM でも必要な作業です。

手順自体はそんなに難しくないので、大丈夫です。

LINE の年齢確認は未対応

楽天モバイルは、LINE の年齢確認には対応していません。

年齢確認をしない場合は、「電話番号」「ID」でのユーザー検索ができなくなります。

最近は、「IIJmio」「mineo」「イオンモバイル」など一部の 格安SIM でも年齢確認ができるようになってきているので、今後「楽天モバイル」も対応する可能性はあります。

iMessge の紐付けは Eメール のみ

iPhone では、iMessage という Apple 独自のメッセージを利用できます。

大手3キャリアでは iMessage に電話番号を紐付けて使用できますが、楽天モバイルでは電話番号の紐付けに失敗します。そのため、Eメール での紐付けしか利用できません。

iPhone で楽天モバイルを使う場合、「パートナー(au)回線」では通常の(Rakuten Link を経由しない)SMS を使えないことに関係がありそうですが、詳しく調べていないので原因は不明です。

留守番電話サービスはある

「ahamo」「povo」「LINEMO」には留守番電話サービスがありませんが、「楽天モバイル」には標準で留守番電話サービスをが付いています。

留守番電話を聞くのも「Rakuten Link」を使えば無料です。

まとめ

「ahamo」「povo」「LINEMO」など大手3社からも価格を下げた中容量プランの提供がはじまりますが、私は低容量で十分なのであまり魅力を感じません。

格安SIM は低容量プランもあって安いんですが、平日の昼は速度が 1Mbps も出ないことがあり不便に感じることがありました。

私のような人には、楽天モバイルの 「1GBまで0円」「3GBまで1,078円(税込)」は非常に使いやすいプランです。

しかも、この価格で「通話」「SMS」も無料で使い放題。上手に使えばスマホの維持費が格段に安くなります。

私の使い方だと、ほとんどの月の料金が0円になると思います。浮いたお金で新しいスマホを買えそうです。

外出先でスマホをそんなに使わないという人は、ぜひ「楽天モバイル」を検討してみてください。

公式サイト

→ 楽天モバイルの公式サイトへ

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