こんにちは、さち です。
私は iPhone で「楽天モバイル」を使っているんですが、先日重大な仕様変更が発表されました。
2021年7月6日(火)から「電話の着信」「SMSの送受信」の仕様が変わります。しかも、SMS の「送信」については有料化。
今後も楽天モバイルを「0円」で運用するには、しっかりと変更内容を理解しないといけないので、勉強してまとめておきたいと思います。
当初、仕様変更は2021年6月24日(木)からと発表されていましたが、2021年7月6日(火)になりました
まえおき
仕様変更が行われるのは iOS版 の「Rakuten Link」です。つまり、影響を受けるのは「iPhone」「iPad」などの Apple 製品で楽天モバイルを使っている場合です。
「Android」版には変更がなく、今後もこれまでどおり使えます。
「通話」の仕様変更
これまで
これまでは、かける側が「Rakuten Link」「標準電話アプリ」「固定電話」どれを使っていても、うける側はすべて「Rakuten Link」での着信されていました。
「Rakuten Link」以外からの電話も「Rakuten Link」で着信するのは少し不思議な感覚ですが、通話履歴がすべて「Rakuten Link」に集約されるので便利でした。
この状況であれば、「標準電話アプリ」を使う機会はほとんどないので、間違えて通話料がかかってしまう「標準電話アプリ」で電話をかけてしまう失敗もありませんでした。
変更後
仕様変更後は、かける側が「Rakuten Link」以外で発信する場合、うける側は「標準電話アプリ」で着信するように変更されます。「Rakuten Link」で着信するのは、「Rakuten Link」から電話がかかってきた時だけです。
自分が電話をかける時は、これまでどおり「Rakuten Link」から「標準電話アプリ」「固定電話」にも発信できます。もちろん通話料は0円なので、今回の仕様変更で追加料金がかかることはありません。
ただし、「標準電話アプリ」で着信した通話は「Rakuten Link」の通話履歴に残りません。すべての着信の履歴を確認するには「標準電話アプリ」を見る必要があります。(「Rakuten Link」で着信した通話も「標準電話アプリ」の通話履歴に残る)
「標準電話アプリ」を使う機会が増えるので、通話料(22円/30秒)がかかる「標準電話アプリ」から間違えて電話をかけてしまう可能性が爆上がりします。気をつけましょう。
電話をかける時は通話履歴を使わない! 必ず「Rakuten Link」の連絡先から探す! そのように徹底した方が良さそうです。
「SMS」の仕様変更
これまで
これまでは、相手側が「Rakuten Link」「標準メッセージアプリ」どちらを使っていても、自分側は SMS の送信/受信をすべて「Rakuten Link」で行っていました。
この状況であれば、「標準メッセージアプリ」を使う機会はほとんどないので、間違えて送信料がかかってしまう「標準メッセージアプリ」で SMS を送ってしまう失敗もありませんでした。
変更後
仕様変更後は、相手側が SMS を送信した場合、自分側は「標準メッセージアプリ」で受信するようになります。「Rakuten Link」で受信するのは、「Rakuten Link」からメッセージが送信された時だけです。
また、同時に「Rakuten Link」からは SMS が送れなくなります。「標準メッセージアプリ」を使うしか方法がないので、SMS の送信は有料(3円/回)になってしまいます。受信は他のキャリアと同じように無料です。
「LINE」や「Eメール」ならデータ通信量(ギガ消費)に含まれるので「0円」を維持できますし、「Rakuten Link」で文字のやり取りをすることは今後二度となさそうです。
SMS を使うのは認証コードの受信くらいなので、送信が有料になってもあまり困らないと思いますが、気をつけましょう。
まとめ
最後にもう一度、仕様変更の要点をまとめてみます。
「通話」についての要点は次のとおり。
- これからも「Rakuten Link」からの発信は無料
- 着信は基本的に「標準電話アプリ」になる
- 通話履歴から発信して「標準電話アプリ」を使わないように注意
「SMS」についての要点は次のとおり。
- 送受信は「標準メッセージアプリ」になる
- 送信は有料(3円/回)になる
- 受信は無料
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