こんにちは、さち です。
普段、ウェブサイトを作るときは「Visual Studio Code(以下:VSCode)」を使っています。動作が軽く色々な機能も追加できるのに、無料で利用できる最強のコードエディターアプリです。
今回は、この VSCode で、JSON ファイルの中身(キーの名前)をアルファベット順にソート(並び替え)する方法について書いていきます。
VSCode の「settings.json」など、記述が多い JSON を見やすくしたい時に使うと便利ですよ。
使い方
拡張機能をインストール
JSON のソートは、拡張機能「Sort JSON objects」を使うことで実現できます。
VSCode へのインストールはこちらのリンクからできます。
操作手順
ソートの種類
Sort JSON | アルファベット順 |
Sort JSON (by alphanum) | アルファベット順(記号のソート順がデフォルトと違う) |
Sort JSON (by key length) | キーの名前の長さ順 |
Sort JSON (by type) | 値の種類順(値・文字列・配列・ブール値など) |
Sort JSON (by values) | 値の内容でアルファベット順 |
上記のものに reverse
が付く種類は、付いていないものと逆の順番にソートされます。
ただ、「by values」は、「数値」は昇順なのに「アルファベット」は降順にソートされます。バグってる感じがしますが、私はこのソートを使わないので気にしないことにしました。
設定
「Sort JSON objects」の設定は、VSCode の設定ファイル「settings.json」に次のような記述をすることでできます。
表示するソートの種類を減らす
初期設定では、右クリックをすると「Sort JSON」から「Sort JSON (reverse)」まで10種類のソート方法が並んでいます。
ただ、使うものは限られていると思うので必要ないものは、VSCode の「settings.json」に次のように追記することで、false
にした同名の機能を非表示にできます。
"sortJSON.contextMenu": { "sortJSON": true, "sortJSONReverse": false, "sortJSONAlphaNum": false, "sortJSONAlphaNumReverse": false, "sortJSONKeyLength": false, "sortJSONKeyLengthReverse": false, "sortJSONType": false, "sortJSONTypeReverse": false, "sortJSONValues": false, "sortJSONValuesReverse": false }
この設定は、「Sort JSON objects」の設定ページにある上記のものと同名の項目で、チェックのオン/オフを切り替えることでもできます。
特定のキー名を最初/最後に固定する
最初に固定
VSCode の設定ファイル「settings.json」に "sortJSON.orderOverride"
を追加し、「キー」の名前を配列で記述することで、それらの「キー」をソートから除外して最初に配置できます。
"sortJSON.orderOverride": [ "workbench.startupEditor" ]
最後に固定
VSCode の設定ファイル「settings.json」に "sortJSON.orderUnderride"
を追加し、「キー」の名前を配列で記述することで、それらの「キー」をソートから除外して最後に配置できます。
"sortJSON.orderOverride": [ "editor.formatOnSave" ]
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