Windows: LANケーブルのリンク(通信)速度を調べる方法

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こんにちは、さち です。

先日、LANケーブル でネットに接続した PC を使っていたのですが、どうも速度が出ていないように感じました。

速度を測ってみると 100Mbps 出ていません。使っているネット回線は 100Mbps 以上出るものですし、実際に他の PC では 100Mbps 以上出ています。

もしかしたら、使っている LANケーブル が原因……? ということで、LANケーブル の最大通信速度を調べてみます。

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LANケーブル の速度を調べる

  1. LANケーブル で接続した PC で、速度が 85Mbps しか出ていません。ネット回線的には 100Mbps 以上出るはずなんですが……。
    FASTでの測定結果
  2. + I キーを押して「設定」を起動(画面左下の「Windows(スタート)」ボタンを「右クリック」→「設定」でもOK)。「ネットワークとインターネット」をクリック。
    ネットワークとインターネット
  3. 左側のメニューから「イーサネット」をクリック。
    イーサネット
  4. ネットワーク」をクリック。
    ネットワーク
  5. 「プロパティ」にある「リンク速度(送受信)」を見ると「100/100 (Mbps)」になっています。上り(送信)/下り(受信)ともに 100Mbps が最大速度ということ。だからネットの速度も 85Mbps 程度しか出なかったわけです。
    リンク速度

PC につないでいる LANケーブルカテゴリ「5e」のものに取り替えたところ、リンク速度の表示も「1000/1000 (Mbps)」になり、100Mbps 以上速度が出るようになりました。

無事に解決して良かったです。

「カテゴリ」について

LANケーブル は、その性能(通信速度)ごとに「カテゴリ」と呼ばれる分類がされています。

カテゴリ
(CAT)
通信速度 伝送帯域 シールド
(ノイズ対策)
コネクタ形状
5 100Mbps 100MHz 任意 RJ-45
5e 1Gbps
6 250MHz
6A 10Gbps 500MHz 一重
7 600MHz 二重 GG-45/TERA
7A 1000MHz
8 40Gbps 2000MHz 二重 または 一重 RJ-45

1Gbps(1000Mbps) に対応しているのは、カテゴリ「5e」以降です。カテゴリ「5」は 100Mbps の対応なので、LANケーブル を選ぶときは注意しましょう。

2022年現在、一般に普及している PC の通信速度は 1Gbps です。こだわりが無ければ比較的安く買えるカテゴリ「5e」か「6」で十分です。

ノイズが多い環境で使用する場合は、シールド(ノイズ対策)されているカテゴリが高いケーブルの方が良いかもしれません。

ただし、カテゴリ「7」「7A」は新しいコネクタ形状(GG45)の規格です。「6A」以前の形状(RJ-45)と後方互換性がありますが、互換動作する場合は「6A」と同等の性能になります。(カテゴリ「8」にはコネクタ形状が「RJ-45」の規格がある)

また、カテゴリ「7」「7A」でもコネクタ形状が「RJ-45」のものがありますが、これは規格から外れた製品であり、性能は「6A」と同等になってしまいます。

カテゴリ「7」以上は接続が安定しないという話も一部であるので、個人的には無理に高いケーブルを買わなくても良いと思います。

ちなみに、「e」は「enhanced(強化)」、「A」は「Augmented(増大)」の頭文字です。

LANケーブル の規格どおりの速度を得るには、PC 側の LANポート もその規格に対応している必要があります(最近の PC なら大体 1Gbps に対応している)
短距離であれば、カテゴリ「5e」「6」でも 10Gbps で動作できる場合がありますが、安定性は高いカテゴリのものより落ちます

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