【Affinity】 「陰影パターン」で「青海波」を作ってみる

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キャンバスの画面

こんにちは、さち です。

このブログでは、無料で高機能な画像アプリ「Affinity」を使って画像を作成しています。

今回は、この Affinity の機能「陰影パターン(ハッチング)」を使って、上図のような「青海波(せいがいは)」のパターンを作ります。

以前から作ってみたかったパターンなので、どうしたら「陰影パターン」で作れるか挑戦してみます!

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【手順1】 「同心円」パターンを作る

作り方

  1. キャンバスよりも大きめの「長方形」シェイプを作成します。
    キャンバスの画面
  2. 作成した「長方形」レイヤーを選択します。
    レイヤーパネルの画面
  3. 「塗りつぶし」ツールを選びます。
    「塗りつぶし(グラデーション)」ツール
  4. 「陰影パターン」を設定します。(※陰影パターンの設定の詳細は後述)
    陰影パターンの設定画面
  5. 大量の円が敷き詰められました。(※色は後で変えます)
    キャンバスの画面
  6. 「アピアランス」パネルで、ブレンドモードを「消去」にした「塗りつぶし」を上に重ねて追加します。
    陰影パターンの設定画面
  7. 追加した「塗りつぶし」に、「陰影パターン」を使って先ほどより少し小さい円を敷き詰めます(※陰影パターンの設定の詳細は後述)。すると、中央がくり抜かれた円ができます。
    キャンバスの画面
  8. また少し小さい円を敷き詰めて、さらに少し小さい円でくり抜いて……と繰り返していくと……
    キャンバスの画面
  9. 的(まと)のような「同心円」パターンができました。
    キャンバスの画面

「陰影パターン」の設定

前述の「作り方」で使った「陰影パターン」の設定値です。1個の「長方形」レイヤーに、「アピアランス」パネルで複数の「塗りつぶし」を追加して使って下さい。

「線」の設定はすべての「塗りつぶし」で同じで、「ブレンドモード」と「線の太さ」だけが異なります。

ブレンドモード「消去」のときは、ミスに気づきやすいように「線の色」を赤にしていますが、見た目には関係ないので何色でも大丈夫です。

塗りつぶし1(最上)

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
消去 0 10 透明 FF0000
線1 R X Y オフセット 間隔
0 0 0 0 80
破線 スペース
0 80

塗りつぶし2

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 20 透明 000000
線1 R X Y オフセット 間隔
0 0 0 0 80
破線 スペース
0 80

塗りつぶし3

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
消去 0 30 透明 FF0000
線1 R X Y オフセット 間隔
0 0 0 0 80
破線 スペース
0 80

塗りつぶし4

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 40 透明 000000
線1 R X Y オフセット 間隔
0 0 0 0 80
破線 スペース
0 80

塗りつぶし5

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
消去 0 50 透明 FF0000
線1 R X Y オフセット 間隔
0 0 0 0 80
破線 スペース
0 80

塗りつぶし6

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 60 透明 000000
線1 R X Y オフセット 間隔
0 0 0 0 80
破線 スペース
0 80

塗りつぶし7

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
消去 0 70 透明 FF0000
線1 R X Y オフセット 間隔
0 0 0 0 80
破線 スペース
0 80

塗りつぶし8(最下)

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 80 透明 000000
線1 R X Y オフセット 間隔
0 0 0 0 80
破線 スペース
0 80

【手順2】 「削り取る」パターンを作る

作り方

  1. 先ほどとまったく同じ位置・サイズで、「長方形」シェイプを追加で作成します。
    キャンバスの画面
  2. 新しい「長方形」レイヤーを、すでにある「長方形」レイヤーの上に重ねて配置します。
    レイヤーパネルの画面
  3. こんな感じの「陰影パターン」を作ります。(※陰影パターンの設定の詳細は後述)
    キャンバスの画面
  4. いま「陰影パターン」を作成した「長方形」レイヤーのブレンドモードを「消去」にします。
    レイヤーパネルの画面
  5. 「青海波」のパーツができました。
    キャンバスの画面

「陰影パターン」の設定

前述の「作り方」で使った「陰影パターン」の設定値です。1個の「長方形」レイヤーに、「アピアランス」パネルで複数の「塗りつぶし」を追加して使って下さい。

ブレンドモード「消去」のときは、ミスに気づきやすいように「線の色」を赤にしていますが、見た目には関係ないので何色でも大丈夫です。

塗りつぶし1(最上)

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
消去 0 20 透明 FF0000
線1 R X Y オフセット 間隔
0 0 -50 0 80

塗りつぶし2

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 80 透明 00BB00
線1 R X Y オフセット 間隔
0 40 -20 0 80
破線 スペース
0 80

塗りつぶし3

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
消去 0 40 透明 FF0000
線1 R X Y オフセット 間隔
0 0 20 0 80

塗りつぶし4(最下)

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 80 透明 00BB00
線1 R X Y オフセット 間隔
0 0 -40 0 80
破線 スペース
0 80

【手順3】 パーツを組み合わせる

  1. 「青海波」のパーツを複数して組み合わせ、「青海波」を完成させていきましょう。
    キャンバスの画面
  2. 2個の「長方形」レイヤーを「グループ」レイヤーに入れます。さらに、この「グループ」レイヤーを選択した状態で……
    レイヤーパネルの画面
  3. 「シンボル」パネルにある「作成」ボタンをクリックします(メニューの「ベクター」→「シンボルを作成」でも可)。これで、パーツのクローンが作れるようになりました。
    レイヤーパネルの画面
  4. 「シンボル」レイヤーを「複製( Ctrl + J )」して、追加された「シンボル(クローン)」の位置を調整。「青海波」を組み上げていきます。
    キャンバスとレイヤーパネルの画面
  5. さらに、「シンボル」レイヤーを「複製( Ctrl + J )」して位置を調整。
    キャンバスとレイヤーパネルの画面
  6. さらにもう一度、「複製( Ctrl + J )」して位置を調整。これで「青海波」の形は完成しました。
    キャンバスとレイヤーパネルの画面
  7. あとは、「青海波」の色を変更します。「シンボル」レイヤーを1個だけ選択して、「レイヤーエフェクト(FX)」ボタンをクリックします。
    レイヤーパネルの画面
  8. 「カラーオーバーレイ」をオンにして、「カラー」を好きな色にします。(描画モードは「標準」または「スクリーン」にする)
    レイヤーエフェクトの画面
  9. 「レイヤーエフェクト」が同期され、すべての「シンボル」レイヤーに適用されます。
    キャンバスとレイヤーパネルの画面
  10. 「青海波」が完成しました!
    キャンバスの画面

今回、シンプルに「カラーオーバーレイ」しか使いませんでしたが、他の「レイヤーエフェクト」を適用しても面白いものができそうですね。

まとめ

「陰影パターン」を使って作るには工夫が必要で、特に「手順2」でパーツの形を削り出すのに少し苦労しました。

「シンボル」レイヤーを使っているので、後からの変更もしやすいと思います。

以前の記事でも書いたことですが、「パターン」レイヤーに「シェイプ」が使えるようになったら、「青海波」をはじめ色々なパターンをもっと簡単に作れる気がします。

Affinity の開発者の方、お願いします! 「パターン」レイヤーに「シェイプ」を配置したら反映されるようにして下さい。可能になれば「パターン」レイヤーの用途がとんでもなく広がるはずです!

関係ないけど、「青海波」って Wi-Fi がたくさんあるみたいに見えてきますよね。

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