【Affinity】 「陰影パターン(ハッチング)」で色々な幾何学パターンを作る 【応用編】

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こんにちは、さち です。

このブログでは画像編集に「Affinity 3(Affinity by Canva)」を使っています。

先日、この Affinity 3 の「陰影パターン(ハッチング・Hatch Fill)」の機能を使って、いろいろな幾何学パターンを簡単に作るレシピを紹介しました。

今回は、その「陰影パターン」機能を応用して、もう少し複雑なデザインの幾何学パターンを作ってみます。再現可能な「数値」も公開しますので、創作活動にお役立て下さい。

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「陰影パターン」の基本操作

「陰影パターン」の基本的な操作方法は、下記リンク先の記事で紹介しています。この機能を使ったことがない人は先に読んでみて下さい。

【Affinity】 簡単に幾何学パターンを作れる「陰影パターン」の使い方
こんにちは、さち です。あけましておめでとうございます。2026年最初のブログ更新です。本年もよろしくお願いします。今回は Affinity 3(Affinity by Canva)以降に実装された、簡単に幾何学パターンを作れる「陰影パター

「複数」の塗りつぶしを使う

【基本操作】 「アピアランス」から追加できる

アピアランスの画面

アピアランス」パネルを使うと、1つのレイヤーに「塗りつぶし」を複数追加することができます。

それぞれの「塗りつぶし」には、別々の「ブレンドモート」と「陰影パターン」を適用できます。複数の「陰影パターン」を使うと「太さ」や「色」が異なる線を利用できるので、デザインの幅が広がります。

梅の花

キャンバスの画面

塗りつぶし1(最上)

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 6 透明 FFF682
線1 R X Y Shift 間隔
0 0 6 45 80
破線 スペース
0 90
線2 R X Y Shift 間隔
0 -5.7 1.9 45 80
破線 スペース 破線 スペース
0 11.4 0 78.6
線3 R X Y Shift 間隔
0 -3.5 -4.9 45 80
破線 スペース 破線 スペース
0 7 0 83

塗りつぶし2(最下)

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 30 F8F8F8 E68178
線1 R X Y Shift 間隔
0 0 15 45 80
破線 スペース
0 90
線2 R X Y Shift 間隔
0 -14.3 4.6 45 80
破線 スペース 破線 スペース
0 28.6 0 61.4
線3 R X Y Shift 間隔
0 -8.8 -12.1 45 80
破線 スペース 破線 スペース
0 17.6 0 72.4

ギンガムチェック1

キャンバスの画面

塗りつぶし1(最上)

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
乗算 0 20 透明 F9BBBB
線1 R X Y Shift 間隔
90 0 0 0 40

塗りつぶし2(最下)

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 20 FFFFFF F9BBBB
線1 R X Y Shift 間隔
0 0 0 0 40

クローバー

※ 2026/01/25追加
キャンバスの画面

塗りつぶし1(最上)

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
ソフトライト 0 4 透明 CDFFD3
線1 R X Y Shift 間隔
45 -10.6 -10.6 0 110
破線 スペース
30 80
線2 R X Y Shift 間隔
135 10.6 -10.6 0 110
破線 スペース 破線 スペース
30 80

塗りつぶし2

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
乗算 0 30 透明 8FBF59
線1 R X Y Shift 間隔
135 10.6 -10.6 0 110
破線 スペース 破線 スペース
0 30 0 80

塗りつぶし3(最下)

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 30 F8F8F8 72B67A
線1 R X Y Shift 間隔
45 -10.6 -10.6 0 110
破線 スペース 破線 スペース
0 30 0 80

「透明色」の線を使う

【基本操作】 「背景の色」を削り取る

  1. 「陰影パターン」の「線の色」を透明にして、グリッド(格子)状に線を引きます。
    陰影パターンの画面
  2. すると、透明色の「線」で背景」を削り取ることができます。隙間から下のレイヤーが見えていますね。
    キャンバスの画面

本来、陰影パターンの「線」は自動でラウンド線端になってしまいますが、この方法を使うことでバット線端のようなデザインにもできます

レシピでは、複数の「塗りつぶし」が分かりやすいように色分けをしている場合がありますが、もちろん同じ色にして使うのもアリです。

チェッカー(市松模様)

キャンバスの画面

塗りつぶし1(最上)

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 40 7CBF6E 透明
線1 R X Y Shift 間隔
0 0 -20 0 80
線2 R X Y Shift 間隔
90 -20 0 0 80

塗りつぶし2(最下)

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 40 DF9C59 F8F8F8
線1 R X Y Shift 間隔
0 0 20 0 80
線2 R X Y Shift 間隔
90 20 0 0 80

三角形(鱗)

キャンバスの画面

塗りつぶし1(最上)

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 50 A6A6A6 透明
線1 R X Y Shift 間隔
0 0 -25 0 100
線2 R X Y Shift 間隔
60 57.7 0 0 100
線3 R X Y Shift 間隔
120 57.7 0 0 100

塗りつぶし2

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 50 4BAB5A 透明
線1 R X Y Shift 間隔
0 0 25 0 100
線2 R X Y Shift 間隔
60 57.7 0 0 100
線3 R X Y Shift 間隔
120 0 0 0 100

塗りつぶし3

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 50 EC604E 透明
線1 R X Y Shift 間隔
0 0 25 0 100
線2 R X Y Shift 間隔
60 0 0 0 100
線3 R X Y Shift 間隔
120 57.7 0 0 100

塗りつぶし4(最下)

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 50 6185E3 FFFFFF
線1 R X Y Shift 間隔
0 0 -25 0 100
線2 R X Y Shift 間隔
60 0 0 0 100
線3 R X Y Shift 間隔
120 0 0 0 100

七宝1

キャンバスの画面

塗りつぶし1(最上)

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 60 D0789B 透明
線1 R X Y Shift 間隔
0 30 30 0 60
破線 スペース
0 60

塗りつぶし2(最下)

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 60 AF78D0 F7F7F7
線1 R X Y Shift 間隔
0 0 0 0 60
破線 スペース
0 60

ギンガムチェック2

キャンバスの画面

塗りつぶし1(最上)

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 21.2 CA3F46 透明
線1 R X Y Shift 間隔
0 0 21.2 0 42.4
線2 R X Y Shift 間隔
90 21.2 0 0 42.4

塗りつぶし2

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 21.2 F8F8F8 透明
線1 R X Y Shift 間隔
0 0 0 0 42.4
線2 R X Y Shift 間隔
90 0 0 0 42.4

塗りつぶし3(最下)

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 3 F8F8F8 CA3F46
線1 R X Y Shift 間隔
45 0 0 0 6

アーガイル

キャンバスの画面

塗りつぶし1(最上)

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 1 透明 F8F8F8
線1 R X Y Shift 間隔
60 0 0 0 100
スペース 破線 スペース
2 1 1
線2 R X Y Shift 間隔
120 0 0 0 100
スペース 破線 スペース
2 1 1

塗りつぶし2

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 1 透明 424C94
線1 R X Y Shift 間隔
60 0 0 0 50
破線 スペース
1 3
線2 R X Y Shift 間隔
120 0 0 0 50
破線 スペース 破線 スペース
1 3

塗りつぶし3

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 50 D35E51 透明
線1 R X Y Shift 間隔
60 0 0 0 100
線2 R X Y Shift 間隔
120 0 0 0 100

塗りつぶし4(最下)

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 50 424C94 F8F8F8
線1 R X Y Shift 間隔
60 57.7 0 0 100
線2 R X Y Shift 間隔
120 57.7 0 0 100

千鳥格子(ハウンドトゥース)

キャンバスの画面

塗りつぶし1(最上)

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 14.1 CA3F46 透明
線1 R X Y Shift 間隔
45 -10 0 0 28.2
線2 R X Y Shift 間隔
0 0 7 0 80
線3 R X Y Shift 間隔
0 0 20 0 80
線4 R X Y Shift 間隔
0 0 33 0 80

塗りつぶし2

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 14.1 CA3F46 透明
線1 R X Y Shift 間隔
45 0 -10 0 28.2
線2 R X Y Shift 間隔
90 7 0 0 80
線3 R X Y Shift 間隔
90 20 0 0 80
線4 R X Y Shift 間隔
90 33 0 0 80

塗りつぶし3(最下)

ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 40 CA3F46 F8F8F8
線1 R X Y Shift 間隔
0 0 20 0 80
線2 R X Y Shift 間隔
90 20 0 0 80

ブレンドモードの「消去」を使う

【基本操作】 陰影パターンで「消去」する

「アピアランス」と「レイヤー」の画面

「塗りつぶし」のブレンドモードを「消去」にすることで、上にある「陰影パターン」で下にある「陰影パターン」を削り取るということができます。

この方法を複数の「長方形」レイヤーに使うことで、通常の「陰影パターン」では作れない形をした幾何学パターンを作れます。

次項以降のレシピでは、分かりやすいように「消去」に使う線の色は「赤(#FF0000)」に統一していますが、不透明度が100%であれば何色でも大丈夫です。

ハーフサークル(かまぼこ)

キャンバスの画面

長方形1(最上レイヤー)

塗りつぶし1(最上)
ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
消去 0 40 透明 FF0000
線1 R X Y Shift 間隔
0 0 20 0 80
塗りつぶし(最下)
ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 80 透明 EDC378
線1 R X Y Shift 間隔
0 40 40 0 80
破線 スペース
0 80

長方形2(最下)

塗りつぶし1(最上)
ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
消去 0 40 透明 FF0000
線1 R X Y Shift 間隔
0 0 -20 0 80
塗りつぶし2(最下)
ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 80 透明 A5D98F
線1 R X Y Shift 間隔
0 0 0 0 80
破線 スペース
0 80

七宝2

キャンバスの画面

長方形1(最上レイヤー)

塗りつぶし1(最上)
ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
消去 0 92 透明 FF0000
線1 R X Y Shift 間隔
0 48 48 0 96
破線 スペース
0 96
塗りつぶし2(最下)
ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 100 透明 95BBD8
線1 R X Y Shift 間隔
0 48 48 0 96
破線 スペース
0 96

長方形2(最下レイヤー)

塗りつぶし1(最上)
ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
消去 0 92 透明 FF0000
線1 R X Y Shift 間隔
0 0 0 0 96
破線 スペース
0 96
塗りつぶし2(最下)
ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 100 透明 BDA0D2
線1 R X Y Shift 間隔
0 0 0 0 96
破線 スペース
0 96

分銅つなぎ

キャンバスの画面

長方形1(最上レイヤー)

塗りつぶし1(最上)
ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
消去 45 80 透明 FF0000
線1 R X Y Shift 間隔
0 0 56.6 0 113.1
破線 スペース
0 113.1
塗りつぶし2(最下)
ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 45 80 透明 5FBCC5
線1 R X Y Shift 間隔
0 56.6 56.6 0 113.1
破線 スペース
0 113.1

長方形2(最下レイヤー)

塗りつぶし1(最上)
ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
消去 45 80 透明 FF0000
線1 R X Y Shift 間隔
0 56.6 0 0 113.1
破線 スペース
0 113.1
塗りつぶし2(最下)
ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 45 80 透明 E67165
線1 R X Y Shift 間隔
0 0 0 0 113.1
破線 スペース
0 113.1

波線

キャンバスの画面

長方形1(最上レイヤー)

塗りつぶし1(最上)
ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
消去 0 30 透明 FF0000
線1 R X Y Shift 間隔
0 0 -15.5 0 40
塗りつぶし2
ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
消去 0 20 透明 FF0000
線1 R X Y Shift 間隔
0 0 -5.5 15 40
破線 スペース
0 45
塗りつぶし3(最下)
ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 30 透明 73A8E6
線1 R X Y Shift 間隔
0 0 -5.5 15 40
破線 スペース
0 45

長方形2(最下レイヤー)

塗りつぶし1(最上)
ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
消去 0 30 透明 FF0000
線1 R X Y Shift 間隔
0 0 15.5 0 40
塗りつぶし2
ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
消去 0 20 透明 FF0000
線1 R X Y Shift 間隔
0 22.5 5.5 15 40
破線 スペース
0 45
塗りつぶし3(最下)
ブレンドモード 回転 線の太さ 背景の色 線の色
標準 0 30 透明 73A8E6
線1 R X Y Shift 間隔
0 22.5 5.5 15 40
破線 スペース
0 45

まとめ

「陰影パターン」の強みは、数値を入れるだけ&少数のレイヤーで「幾何学パターン」を敷き詰められることだと思います。

ただ、どんな幾何学パターンでも「陰影パターン」を使えば作るのがラクかというと、そうでない場合もあります。上手く使い分けましょう。

個人的には、「パターン」レイヤーが「シェイプ」「カーブ」での描画にも対応したら神機能になるので、ぜひ改良して欲しいところですね。

今後も、新しいパターンを作ったときは、この記事に随時追加していく予定です。

また、Affinity に関する記事を他にも書いていますので、よろしければ覗いてやって下さい。

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