mp3ornot.com - Do you hear the difference?

こんにちは、さち です。
誰もが一度は使ったことがある「MP3」。
あなたの PC や音楽プレイヤーにも入っていますよね。
MP3 には「ビットレート」という数値があり、これが高いほど高音質です。
MP3 の最高ビットレートは 320kbps で
CD に近い音質を得るには 128kbps 以上が必要と言われます。
CD から MP3 を作るときビットレートはいくつに設定しますか?
「音質の違いなんてほとんどないから 128kbps で十分!」
「128kbps と 320kbps じゃ音質が大違いだよ!」
どちらの意見に賛成ですか?
128kbps と 320kbps、あなたは聴き分けられますか?
128kbps と 320kbps の聴き分けテスト
mp3ornot.com というサイトを使えば
128kbps と 320kbps の聴き分けテストができます。
海外のサイトですが使い方は簡単です。
- まずは、「Step1」からスタート。
同じ曲が 320kbps と 128kbps に変換してあるので
ボタンをクリックして聴き比べてみましょう。

- 次に、「Step2」。
ボタンを押すと 320kbps と 128kbps のどちらかが流れます。

- 最後に、「Step3」。
Step2 で流れたのが
320kbps と 128kbps どちらだったかを答えましょう。

- 右側に成績が表示されます。
正答率が100%に近ければ聴き分けができているということ。

二択なのでカンで答えても50%程度にはなるはずです。
つまり、50%より遥かに高い正答率でないと
聴き分けができているとは言えません。
また、正確な正答率を得るには
「まぐれ」を排除するためテスト回数を多くする必要があります。
最低でも10~20回以上テストすることをおすすめします。
ちなみに、統計学的に聴き分けできていることを証明するには
10回中なら9回以上、20回中なら15回以上の正解が必要らしいです。
128kbps と 320kbps の違いは何?
128kbps と 320kbps、
音質が違うと言っても具体的に何がどう違うのでしょう?
実は、128kbps と 320kbps では
下のグラフのように周波数域に違いがあります。
320kbps は人間が聞き取れる限界の 20000Hz 付近まで高音がありますが
128kbps では 16000Hz 以降がバッサリ消えています。
12000Hz~16000Hz も微妙にカットされている感じですね。
■128kbps と 320kbps の MP3 の周波数特性(FFFFT Pro Ex で解析)

※ クリックで拡大
128kbps と 320kbps の聴き分けは
16000Hz以上の高音を聴き取れる耳かどうかがポイントのようです。
スピーカーやヘッドホンなど
再生機器の環境(性能)にもよっても聴き分けのしやすさが変わります。
しっかりテストしたい人は環境を整えて挑戦しましょう。
私の結果はどうだったのかって?
ボロボロでした!全然聴き分けできません!
私の耳はモスキート音が聞き取れないレベルだし
16000Hz以上の音の有無なんて分かるはずがなかった…。
今後は、「ビットレート」にとらわれ過ぎないように気をつけます。
【2014/6/9 追記】
サイトのデザインが変わったため一部の画像,文を変更しました。

コメント
聞き分けができる人の耳で一度聞いてみたいものだ。どれほどの違いがあるのかさっぱりorz
高音域はもうサッパリな耳では全く聴き分けられなかったよ
ただ、何の躊躇もなく容量を節約できるメリットも有る(チャンピオンデータは別に残すとして)
特に外で聴く用だとどうせロクな環境で聴かないし、逆に妥協できる圧縮限界を探してみてた
聞き分けが出来ないからといって諦め
128でいいやと環境を下げれば
耳はどんどんバカになります
人は環境に順応していくので
常に良い音を聞く環境に身をおくことが重要となります
普段からLOSSLESS~320でしか聞かないことをオススメします
どう違うのか漠然としながら320kbpsにしていたけど
こうやって聞き比べてみると結構違うものだなと感じました
あれね、聞き取るコツがあってシンバル系の鳴り物の音の広がりが全然違うのよ。レートが低い方はすぐ音が消える感じでレートが高い方はいつまでも余韻が
ある感じ。それとどうしても分からないなら音量を聞こえるぎりぎりまで下げるといい。レートが低い方は音を大きくしないと聞こえないのに対して高い方は結構小さくても聞き取れるから。音量を限界まで下げるのが一番分かりやすいかも。
人間ドック聴力検査で高音域が年々狭まっているのを知っていました。
実際、人の話を聞き返すことも増えてきて、TVドラマのセリフも何を言っているのか聞き取れないことも増えてきて。
でも、カーオーディオでMP3音源があまりにも酷かった(圧縮が強すぎたようで)ので、WAVと比較したらその差は歴然。 以後MP3は使っていませんでしたが。
今回、mp3ornot.comの検査でよくわかりました。自分は残念ながら128で十分な年齢に達していることが。
昔ドラマーでしたので、最近シンバルの高音が聞こえないのは自覚していました。
あの煌めくようなライドシンバルのピング音がもう一度聞きたい・・・
20代ですが全く聞き分けれませんでした。
悔しい…
静かな環境でヘッドフォンで聴くなら音質に拘ってもいいと思う。
でも、車やランニングで聴く分にはやっと聞き分けられる周波数なんて
ほぼ意味がない。
聞き流すためのBGMとして使うには128kbps/19200hzでも充分。
マザーとしてなら1411kbps/48000hzなんだろうけどそこまで拘ってもボカロやアニソンしか聞かないなら意味無いしね。
320kbpsで非可逆圧縮かけるくらいならflacとかでサンプリングレート高めにした方が良い。
音を聞くのか、曲を聴くのか。
あるいはその向こう側を感じるために流すのか。
最適解はあっても不正解はないよね。