IntuosProが発売したので「5」と何が違うか調べてみた

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こんにちは、さち です。

先日の9月6日
Intuos の新機種 Intuos Pro が発売されました。

Intuos 5 の後継が Intuos Pro であり
今モデルからナンバリングが廃止されました。
新機種の Intuos Pro が出るとなると
Intuos 5 とどう違うのかが気になるところ。

そこで今回は、Intuos5 と比較しながら
Intuos Pro の新機能やスペックについてまとめてみます。
購入を考えている方の参考になれば幸いです。

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Intuos「Pro」と「5」の違い - 概要

Intuos Pro と Intuos 5 のスペックを
Medium と Large で比較してみました。

黄色部分が変化があった項目です。
比較表

描画性能の変化は一切ありません
こちらの記事のとおり「5」の描画性能は「4」と同じなので
「4」から「Pro」まで描画性能の変化はないということ。

変更があったのはワイヤレスの連続使用時間ですね。
全サイズで連続使用時間が 12時間 になり
「5」と比べ Medium は 1.5倍、Large は 2.4倍 に伸びました。
(Small も Medium と同じく 1.5倍 です)

タッチ機能は全モデル標準搭載

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「5」にはタッチ機能なしモデルがありましたが
「Pro」は全モデルにタッチ機能が標準搭載されています。
(タッチ機能はオフにもできます)

「Pro」も「5」と同様にエクスプレスビューを搭載。
ファンクションキーにタッチすると
そのキーに割り当てた設定をモニタ上で確認できます。

シートの交換は修理対応

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「Pro」のオーバーレイシートの交換は修理対応です。
つまり、シートが消耗して交換する場合
ペンタブレットをワコムへ送る必要があるということ。

「5」もシート交換は基本的に修理対応でしたが
「5」にはタッチ機能なしモデルがあり
こちらは市販のシートを使い自分で交換が可能でした。

「Pro」にはタッチ機能なしモデルが存在しないため
シートの自力交換はできません。
自力交換したい人は「5」の方がよいかも。
「5」は在庫限りで終了だと思うので欲しい方はお早めに!

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パッケージ内容の変化

wacom Intuos Pro medium Mサイズ PTH-651/K0

「5」は、ワイヤレス版,アプリケーション付属版など
パッケージ内容に違いがある複数のモデルがありました。

「Pro」は全モデルにワイヤレス,アプリケーションが付属。
違いはタブレットのサイズだけだから選びやすい!
(ワイヤレス機能は、ワイヤレスキットの同梱で提供)

「Pro」の付属アプリケーションは
Adobe Photoshop Elements 11
・Autodesk Sketchbook Express
の2本で、ダウンロードで提供されます(ディスク無し)。

「5」の付属アプリケーションは
・Adobe Photoshop Elements
・Painter Essentials
・Painter Sketch Pad
の3本だったので、Painter系ソフトが無くなり
Autodesk Sketchbook Express に変更されました。

また、2014年1月末までの期間限定で
イラスト制作に必要な標準機能を備えた
CLIP STUDIO PAINT DEBUT も追加付属。
「Pro」の付属アプリケーションがより充実します。

他のパッケージ内容(付属品)は変更ありません。

付属ソフトは変更される可能性があるので
購入時は再度自身で公式サイトなどを確認して下さい。

その他の違い

その他の細かな違いについてまとめておきます。

■色違いが登場
wacom Intuos Pro medium Specia Edition Mサイズ PTH-651/S0
「Pro」では新たに色違いの「シルバー」が登場しました。
とは言っても、シルバーなのは上下のフレームのみです。
シルバーは「Special Edition」として Medium のみの展開。
通常版の Medium より3千円高い価格設定です。
(パッケージ内容は通常版とまったく同じです)

■Windows XP をサポートしていない
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「5」までは動作環境に Windows XP が入っていましたが
「Pro」は Windows Vista 以降です。
XP用のドライバがないので注意。
(MacOS X は 10.6.8 以降)

■ファンクションキーの構造が変化
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ファンクションキーの構造が微妙に変わりました。
「Pro」では上の画像のように平らになっています。
「5」のファンクションキーは凹んだ構造で
押しづらいという声が一部であったようですが
それが改善されたということでしょうか。

■消費電力40%削減
「Pro」のワイヤレス使用時の消費電力が
「5」に比べて約40%削減されたようです。
ワイヤレスの連続使用時間が伸びた理由ですね。

「Intuos Pro」と「Intuos」は別物

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初中級者向けに 「Bamboo」シリーズ がありましたが
このシリーズのペンタブレットは廃止。
「Intuos」シリーズ として生まれ変わりました。

つまり、2013年9月 から
「Intuos」は「Bamboo」の後継シリーズとなりました
Intuos Pen, Intuos Pen & Touch, Intuos Comic は
すべてこの Intuosシリーズ であり Bamboo の後継機種です。
性能的な意味でも Bamboo を継承しており
Intuos と言っても特に性能が向上したわけではありません。

これに伴い、従来の「Intuos」シリーズは
「Intuos Pro」へと名称変更されました

要は、Bamboo と Intuos が統合して 新Intuosシリーズ となり
そのシリーズ内で「無印」と「Pro」にグレード分けされた状態。
「無印」こと「Intuos」は Bamboo の後継
「Pro」こと「Intuos Pro」は Intuos5 の後継です。
ややこしいので気をつけましょう。

ちなみに、Bamboo の名称はスタイラスペンに残っているので
Bambooシリーズ が完全消滅したわけではありません。

まとめ

違いを調べてみた結果
「Intuos Pro」は Intuos 5 のマイナーチェンジという印象。
電池長持ち、ワイヤレスとソフトの標準装備が特徴ですね。
各状況ごとの考え方は次のような感じでしょうか。

■ペンタブ新規購入,Bamboo 所持者
Intuos Pro は現時点で最高級の性能を持つペンタブです。
描き味にこだわりたい人は買って損はないでしょう。

■Intuos 4 所持者
描き味に関する性能の違いはありません。
ワイヤレス環境が欲しい人は買い替えも十分あり。

■Intuos 5 所持者
描き味に関する性能の違いはありません。
買い替え理由はワイヤレスの使用時間が伸びることのみ。

ただ、「Pro」はタッチなしモデルが無いので
シートを自力交換したい人は「5」の方がいいかも。
Intuos 5 は在庫限りで終了だと思うので欲しい方はお早めに!

電池長持ち、ワイヤレスとソフトを標準装備

B00EL8HM08 wacom Intuos Pro medium Mサイズ PTH-651/K0
ワコム 2013-09-06

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タッチなしが欲しい人は Intuos5 をどうぞ

B007EJ7FMG Wacom プロフェッショナルペンタブレット Mサイズ Intuos5 PTK-650/K0
ワコム 2012-03-16

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