こんにちは、さち です。
先日、エクセル(Excel)を使っている時に、いつの間にかセルの幅が変わってることに気が付きました。『自分が何かやっちゃったのかな?』と思いながら使い続けていたんですが、どうもバグだったようです。
ものすごく地味なバグ。でも地味に困る。
セルの幅が勝手に変わるバグ
正常な状態です。「O」列に「日時」が表示されているのが分かりますよね。
バグっている状態です。セルの幅が勝手に変わってしまい、「O」列の「日時」が見えなくなっています(日時を表示できる十分なセル幅がないため)。
比較するとこんな感じ。「O」列以外にも全体的にセル幅が狭くなっているのが分かります。つまり、すべてのセルの幅が変わってしまっているわけです。
例では、セルの幅が狭くなるバグが発生していましたが、広くなってしまう場合もあるようです。
入力データが少ないファイルであれば、セルの幅を直せばいいだけです。しかし、シート数が多い場合、すべて直すのは時間がかかり過ぎます。やっていられません。
バグが発生した原因
疑問に思いながらもそのままエクセルを使い続けていたんですが、後日たまたま別の調べ物をしていた時に、原因について書かれているニュースを見つけました。
米Microsoftは5月10日(現地時間、以下同)、「Windows 10 バージョン 1809」向けのオプション更新プログラム「KB4495667」を適用した環境で、「Microsoft Excel」シートのレイアウトが狂ってしまう問題が発生していることを明らかにした。
窓の杜より引用
Windows Update が原因らしいです。アップデート履歴を確認してみると、まさに更新プログラム「KB4495667」がインストールされていました。はぁ~(クソデカため息)
解決方法
先日、修正アップデートが配信されたので、Windows Update をすれば直ります。
- Windows+I キーを押して「設定」を開き、「更新とセキュリティ」をクリック。
- 「更新プログラムのチェック」をクリック。(ボタンの表示内容は状況によって異なります)
- 「更新の履歴を表示する」を開いて、更新プログラム「KB4494441」がインストールされていればOK。
- セルの幅が正常に戻りました。
ただし、バグ発生中にセルの幅を直してしまった場合、逆に今度はその部分のセル幅がおかしくなります。頑張ってバグに対応した人ほど、また苦労をしてしまう皮肉……。
ちなみに、修正アップデートの更新プログラム「KB4494441」は、2度インストールされてしまうバグが発生しています。私も翌日2回目がインストールされましたが、今のところこのバグによる不具合は起きていません。最初から最後までバグだらけというキレイなオチ。でも笑えない……。
コメント
うみの さち様
突然の書き込み申し訳ございません。
当方も同じバグが発生しており色々探してこちらに辿りつきました。
そこで、解決方法を試そうとしたのですが、KB4495667及びKB4494441は、
インストールされておらず、更新プログラムのチェックをしても最新の状態です
との表示になります。
Microsoft update カタログでKB4494441を検索しましたが、version1809のもので
当方のversion1903(OSビルド18362.86)と違うためダウンロードしてよいものかがわかりません。よろしければご教授いただけないでしょうか。宜しくお願いいたします。
Windows の更新プログラムは新しいものに置き換えられていくので KB4494441 がなくても問題はありません。実際、過去にインストールした私の Windows10(ver.1909) にも今はありませんが、セルの幅が変わるバグは出ていません。
Windows Update の更新履歴でインストールの失敗等がなく最新の状態であれば、Windows の更新プログラムに問題はありません。KB4494441 のダウンロードは不要です。(もし、失敗等がある場合はその更新プログラムをインストールし直します)
一応確認なのですが、Office の方の更新プログラムはインストール済みでしょうか? 以前私も、エクセルのバグが出たときに Office の更新プログラムで直った経験がありました。されていないようでしたら試してみて下さい。